【連載】Vol.005 5 of 5 サッカー香港代表・中村祐人という生き方
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---それから、ちょっと変わった質問ではこんなのもありました。「ヒゲダン」がお好きなんですか?
ファンからの質問:日本の歌手で一番好きなのはだれ?
中村祐人:今は「Official髭男dism」ですね。ぜひ聞いてみてください。
中村祐人「そうなんですよ(笑)。めっちゃ好きで、めっちゃ聞いてますよ」
---何かきっかけがあったんですか?
中村祐人「元々名前は知っていたんですけど、変な名前だから敬遠してたんです。でもたまたま音楽ストリーミングサービスで聞いたらすごく良くて。ACLの予選前とか、僕、泣きましたからね、彼らの曲を聞いて。涙腺のスイッチが入っちゃうくらいです」
---そうなんですね。私も聞いてみようと思います。香港でも彼らは有名ですか?
---それからこんな質問もありました。まだまだ現役を続けられる中村選手にあまり引退後について聞くのは気が引けますが、先ほど香港サッカー界への問題提起もありましたが、引退後にそういう仕事をしていくというのは難しいことなのでしょうか?
ファンからの質問:選手を引退したら、監督やコーチになりたいですか?それともサッカー関係の別のことをしたいですか?
中村祐人:監督やコーチとして香港に残りたいです。
中村祐人「香港サッカーのシステムそのものを改善していくためには、やはり香港サッカー協会の、しかも上のポジションに就かないとできないと思います。今の僕の問題提起はあくまで選手の立場からですし、経営者や資金繰りの観点は省いていますので。ただ僕としてはやはり現場にいて、みんなで汗水流して目標に向かっていくという作業が好きなので、そういう立場にいたいなということでこういう回答をしました」
---最後に。ファンからの質問でどのポジションが好きかとあり、ウイングだけは嫌だと。ウイングは嫌いなんですね?(笑)
中村祐人「嫌いですね。なんでおれをウイングに置くの?意味がわからないって感じです。やってて楽しくないですしね」
---理由はライン際でプレーの幅が制限されることですか?それとも自分の適性に合わないからですか?
中村祐人「プレーが制限されるからですね。過去にウイングに置かれて、あまり動くなって言われたことがあって。そうなったらボールもらったら自分でなんとかするしかないじゃないですか?でも僕はスピードタイプでもドリブルでバンバン仕掛けるタイプでもないので」
---わかりました。今回もインタビューありがとうございました!