【メディア】香港と日本に思いを馳せる魂のフットボーラー 5 of 10
僕は更なるレベルアップを心に誓いました。
サッカーだけでなく、チームメートや生活、文化など、僕はすぐにこの街になじめました。こういうのを「縁」っていうんですかね。そして僕と香港のつながりを決定づけたのは、当時ペガサスでチームメートだった岡野雅行さんの何気ないこんな一言でした。
「祐人はまだ若いんだから、ここで7年プレーして香港代表を目指せば?」
岡野さんもまさか、僕がずっとこの言葉を心に置き続けてきたとは思わなかったでしょうね。
2年前、僕はついに香港パスポートを取得しました。そして同じ日に香港代表に召集され、「中村祐人」という名前が香港サッカーの歴史の1ページに刻まれることになりました。もちろん、いろいろ言われましたよ。「もう二度と日本サッカーにかかわるな」とかね。
でも、これが僕の人生ですから。
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